過去拍手絵 080613
〜また桜の木の下で会いましょう〜
その7

「竜崎・・・!!!」
気付いたら僕は、そう叫びながら竜崎に飛びついていた。
頭で考えるより早く体が反応したように、僕の理性より心が竜崎を求めていた。
前から出ていた”答え”は、
僕 は 竜 崎 の 事 が 好 き 。
なぜそれを認められなかったのか。
同性だから。
もちろんそれも理由の一つだ。
が、何より竜崎は僕が認めた、ただ一人のライバルだ。
同等の頭脳のヤツなんて、竜崎が初めてなんだよ。
だから負けることが嫌いな僕は、いつでも竜崎と競っていたい。
つまらない日常が、初めて新鮮に感じられたんだ。
もし「好き」と認めたら、なんだか竜崎に負けた気がする。
そんな形が無いちっぽけな理由で、竜崎を好きだというのを認めたくなかった。