過去拍手絵 080613
〜また桜の木の下で会いましょう〜
その1

11月の初め。
竜崎は突然、僕の目の前から消えた。
失踪直前までそんな素振りはまったく感じられなかった・・・。
僕に愛想を付かしたのか・・・。はたまた何かの事件に巻き込まれたのか・・・。
毎日毎日嫌な想像が頭の中を廻る。
そんな毎日の中、ふと見覚えのある桜の木があった。
そう言えばあいつ、大学の帰りに言っていたな・・・。
「月くん、来年もこの桜の木の下で会いましょうね」
僕はなぜだかその言葉を信じてしまって、
こうして毎日ココに来ている。