(6)


Lの舌がポイントをついてきて、私はメロをくわえて睨んだまたイキそうになった。

『ぁむ!んーっ!』

メロは困ったような切なげな笑顔で。

『ふ。いい顔だ。甘くはないが…マイったな、降参だ。』

と。背中を丸めて腰を落とし、私の顔を愛おしげになぜた。
彼のロザリオが私の髪に埋もれてゆく。髪とロザリオを優しくわし掴んで。

『イッてくれ。俺に見せてくれシスター。』

彼の懇願に応えるように、Lが私を導いてイかせ…弛緩すると、メロも私の口内ではじける。

『く!はぁっ!』

吐精され思わず、こくっと飲み込んだら、口の端に溢れた分をメロが手の甲で拭った。
自身を引き抜いて体勢を変え、私の額に口付けた。
Lが私の脚を擽るように撫でている。
メロが私の上半身を起こして毛布をかけ、Lには聞こえないように頬にキスしながら囁いた。

『安心しろ。Lは大丈夫だ。ワタリに頼まれていた薬を手に入れて持ってきた。』

Lが瞬時にムッとした気配がして、メロがクッと笑う。

『L、俺はもう充分だ。シスターの甘い顔は貴方しか見れない。彼女のファニィ・フェイスは今見てたろ?』
『私はカノンのファニィ・フェイスが見たいと言った覚えはありませんよ。』
『L殿と議論してシスターを待たせるつもりはないぜ。』
『…彼女が好きですか?』
『賭けるか?』
『なんら面白くありません。貴方の目的が遂行されたなら退場したら如何です?』
『分かっている。服を取ってく…すまない、癖だ。』

グッドラック!と手をヒラヒラさせて服を着ると、彼は出ていった。

私がキョトンとしているとLが言った。

『…メロは目的外のことまで拘り過ぎますね。』
『ああ!それは昔から…む…ぐ。』

にぱ、と笑ったLのくちびるが私の言葉を塞いだ。額をコツンと合わせて、耳をはみながら喋るのでくすぐったい。

『おしゃべりが過ぎました。』
『L、あの…』
『カノン。あとで謝罪もしますし感謝も受け取りますが、今は続きをしませんか?』
『う…はい。』

キス・キス・キスに飢えていた。グッと抱きしめてもらってLの匂い菓子でようやく体温が程よく溶け合う。
階上ね音楽が止み、乱暴な靴音と懐かしい椅子を引く音がした。

『L…大丈夫なら。』
『カノン。大丈夫でなければ我慢すると?』

親指をくわえた彼を抱きしめて『しません!』と告げた。


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