(5)


私の懸念は彼の躯から聴こえる悲鳴。
〈世界のL〉を降りて尚多忙の身、気力と博士のチェックで倒れないよう保っている状態だった。彼にただ付き添い、少しでも回復させたいと思う。
けれどLはひたすらに命の迸りを私の中に注いで…。私は術もなく悦び、クロスフェードして襲う不安と心配で胸がはりさけそうだった。

けれど、いったいどうしてこんな事態になったの?L…メロ…。

『相変わらずだな?シスター。』メロが長い髪の下でくくっと笑う。
『気を散らすな、と昔も言ったはずだ。』髪を掻きあげバサッと上着を落とす。
しなやかな半身に火傷らしき痕が広く続いていて痛々しかった。







『メロ。』
『俺は。』

冷たい指が迷うことなく私の入り口を探しあて、滑らに差し入れる。
瞬きもせずに見つめ合い、彼はくちびるだけを動かした。

『約束を果たしに来ただけだ。』

たった三年の間にこんなに変わり果てている。ボーイソプラノは低く響く声になり、躯は逞しくなり、脱ぎ捨てた上着からは硝煙の匂いがする。

…別々の時間を過ごしてきたのに。私の変化も彼と釣り合うわ、L。

『という訳です。カノン。どうぞ。』

そう言って私の手を解いたLは右肩にキスをした。
L。あなたはこんな時も変わらないの?

半ば自棄をおこした私は、メロに今の自分のありのままを伝えると決めた。
彼がもう一方の手で私の左足を持ち上げ、くるぶしを舐める。舌が凄く熱い。
Lに冷たいゆびでキュッと胸を弄くられて、小さく声をあげる。

『…んっく!ぁ』

困惑で乾いていたナカがじゅんと潤んだ。メロの指に伝わり、合わせて動きはじめた。焦れったく確実に花芯の周りを責め立てる。

涙目になりながら彼の腰を掴んだ。ズボンのレースアップの下で、はちきれそうになっているモノに欲情する。
私はその紐を解いてゆき、緩んだところで今度はキツく締め上げた。
ギロリと睨まれたが、彼が面白がっているのは分かっていた。

そうよメロ。お互いさまなんだから。

彼自身はさらに熱くいきり立っていたが、私が伸ばした手を掴み触れさせてはくれなかった。
Lがそれを見て私の頭を撫で、ニッと笑いながらメロを見据えた。

『きゃっ!』

突然Lが背中から居なくなり、私はそのままクッションに沈んだ。

『カノンが嫌がらなければ何をしても構わない、と言いましたが?』
『ああ。そうしている。』

メロは指を抜き、ズボンと下着を脱いだ。

『そうですか。では。』

ふいに馴れたLの舌が、ヒクついていた私の花芯をいつものようになぞる。

『ひ!ん、ぁふっ』

びくびくと反応すると首の真横でメロが立て膝をついた。
目の前に猛ったソレが見える。少し曲がった、猫のカギ尻尾みたい。

『シスター。足に掴まっていろ。』と支え手を腿に添えさせてから、私のくちびるに突きたてた。『ぅんっ!』
悔しくて口を閉じた。その行為のせいでなく、私に再会のキスもせず、抱きしめもしない彼に腹を立てたのだ。

『したくなければしなくていい。したければ口を開けるんだな。』

イキがってるんじゃないわ!18になったばかりのクセに!
噛み付いてやりたいと口をあけたら、するりと差し込まれた。ソレはなんだか彼のように、乾いて飢えて…清らかだった。


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